生涯研修制度

 
 生涯研修制度は、当士会会員が社会福祉士の職務に関する知識及び技術の向上、倫理及び資質の向上のために、生涯にわたって研鑽を重ねることを支援する制度です。 当士会に所属する会員は、生涯研修を通して、常に専門性の向上と自己研鑽に努め、当士会は、生涯研修の情報や機会を提供します。 また、当士会の生涯研修制度は、認定社会福祉士取得のために必要な単位の一部が取得できるようにプログラムされています。生涯研修制度は、「基礎課程」と「専門課程」の2つの課程があります。


    基礎課程
 
 基礎課程は、社会福祉士会に新しく入会した社会福祉士が受講する課程としています。基礎課程は、基礎研修Ⅰ、基礎研修Ⅱ、基礎研修Ⅲの3つの課程からなり、基礎研修Ⅰから基礎研修Ⅲの順で受講し、3年間で受講修了していただくのが目安です。全プログラムを修了すると基礎課程修了となります。

    専門課程
 
 専門課程は、基礎研修を修了した会員がさらに研鑽を積むための課程として、自ら立てた研修計画に従い受講するものとして位置づけています。専門課程は、共通研修分野別研修で構成されています。共通研修は、社会福祉士として分野に関わらず共通に必要な事項の研修で、分野別研修は働く分野領域によっての専門的な内容の研修です。 
専門課程は、それぞれの区切りごとに、第1期専門課程、第2期専門課程・・・・・として、研鑽を積み重ねる課程です。必要な単位数を修得したら、課程修了の申請をします。



認定社会福祉士制度

 当士会では、高度な知識と卓越した技術を用いて、個別支援や他職種との連携、地域福祉の増進を行う能力を有する社会福祉士のキャリアアップを支援する仕組みとして、実践力を認定する「認定制度」がございます。認定社会福祉士制度では、「認定社会福祉士」及び「認定上級社会福祉士」の2種類を位置づけしています。

    認定社会福祉士とは・・・
 
 社会福祉士及び介護福祉士法の定義に定める相談援助を行う者であって、所属組織を中心にした分野における福祉課題に対し、倫理綱領に基づき高度な専門知識と熟練した技術を用いて個別支援、他職種連携及び地域福祉の増進を行うことができる能力を有することを認められた者をいう。
 
    上級認定社会福祉士とは・・・
 
 社会福祉士及び介護福祉士法の定義に定める相談援助を行う者であって、福祉についての高度な知識と卓越した技術を用いて、倫理綱領に基づく高い倫理観をもって個別支援、連携・調整及び地域福祉の増進等に関して質の高い業務を実践するとともに、人材育成において他の社会福祉士に対する指導的役割を果たし、かつ実践の科学化を行うことができる能力を有することを認められた者をいう。