大会長挨拶

    
 
      一般社団法人 徳島県社会福祉士会 
会長 和泉 芳枝
 
 このたび、「集まれ 徳島の力 つながろう その思い」をテーマに、10 月 20 日、21 日 の 2 日間、ソーシャルワークフオーラムを開催させていただくことになりました。
 これは、私たち徳島県社会福祉士会の新たなチャレンジであり、社会福祉士の質の向上と、社会の皆様に向けては、広く社会福祉士を理解していただくことを目的としております。
 地域共生社会の実現に向けて、地域包括ケアシステムの構築が急がれている現在、私たち社会福祉士は、社会的使命を持ってそれぞれの実践現場で、高齢者・障がい者・児童等地域の人々の人権を尊重し、人々の生活を支えていくことが求められています。
 1987 年、「社会福祉士および介護福祉士法」が制定され、社会福祉分野に国家資格が生まれました。そして、これまでに全国で約 20 万人以上の社会福祉士が誕生し、徳島県においては、1240 人が社会福祉士登録をし活動しております。社会福祉士資格は、誕生からまだ 30 年余り、歴史の浅い福祉専門職でありますが、いま社会から要請されているのは、多くの生活課題に取り組む実践力を持った力量のある社会福祉士です。
 社会から求められる期待に応えるため、私たちは常に研鑽を積み、理論に裏づけされた実践を行い、人々の福祉の向上に寄与していかなければならないと考えております。
 このたびのソーシャルワークフオーラムは、ワークショップ方式と市民公開講座の2部構成となっており、ワークショップでは、多分野で活躍する社会福祉士の皆様が多く参加できるように、選択肢をたくさん準備いたしました。
 また、市民公開講座におきましては、アドラー心理学の岸見一郎先生をお迎えすることができ、人としての幸せについて素晴らしいお話をお聞かせいただく機会をも得ることになりました。
 これからの時代を生きる私たち社会福祉士は、ソーシャルワーカーとして、どのような使命感を持ち、社会変革と社会開発、社会的結束にどう挑むのか、皆様とともに考えてまいる所存です。
 最後になりましたが、これらの趣旨をご理解いただきまして、多くの皆様にご参加いただきますよう、心よりお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。