ワークショップ

 
 
  
  ソーシャルワークの研究と実践、普及と啓発ならびに地域で活動する福祉・保健医療・教育・司法等に関わるソーシャルワーク専門職の教育支援を目的としたワーク
ショップを企画しています。
 徳島県社会福祉士会の会員でない方、またワークショップ単独での受講者も歓迎しております。 
 申し込みは先着順とさせていただきます。申し込み状況により、受付を締め切るコースが出てくる場合がございますので、ご注意ください。
 

参加登録方法

 
 
参加申込みフォームからのお申込みもしくは、別紙参加申込書に必要事項を記入の上、FAXにてお申込み下さい。メールにて申込みされる方は、参加申込書の事項を記入して下さい。
※参加申込受付は2019年8月1日~10月31日
 

ワークショップの案内

 
 
WS1 11月9日(土)9:30~12:30

児童虐待への支援を考える<Part2>~チーム学校・SSWの役割~

講師:江口久美子(徳島文理大学保健福祉学部人間福祉学科教授)
  :森泉摩州子(徳島文理大学保健福祉学部人間福祉学科教授)
 
子どもの貧困、子ども虐待、いじめや不登校など子どもを取り巻く課題が危機的な状況の今日、私たちは何ができるのか。教育分野では、「学校プラットホーム」や「チーム学校」の議論など、教育力を高める体制づくりや、学校・家庭・地域の連携、協働のあり方を模索しての取り組みが各地域で進んでいる。 このワークショップでは、スクールソーシャルワーカーの実践報告を通して、「チーム学校」を基盤とした教育と福祉分野の協働をよりよく進めていくための課題や方策など、スクールソーシャルワーカーなど福祉職の私たちができることについて、参加者とともに考えてみたい。
 
WS2 11月9日(土)9:30~12:30

支援力を高めるアドラー心理学の学び方~勇気と技術のある支援者を目指して~

講師:梅崎 一郎(徳島県発達障がい者総合支援センターアイリス)
 
アドラー心理学では、人は社会的文脈の中でしか理解できないと考えます。また同時に、人は自分の主観的な世界の中で生きており、その人の主観のありようがその人の幸不幸に大きく影響を与えていると考えます。アドラー心理学的支援とは、人が社会と建設的に繋がれていくように自分や世界に関する主観を整えつつ、自分の動き方を模索できるようにサポートしていきます。この度のワークショップでは、支援者として自分を整えていく方法を紹介しつつ、支援力を高めていくアドラー心理学的アプローチを体験していただこうと考えています。
  
WS3 11月9日(土)9:30~12:30

福祉実践に向けた行動分析学の基礎

講師:藤田 よしのぶ(社会と災害文化研究所 理事)
 
行動分析学はオペラント条件づけを原理として、A.先行事象、B.行動、C.後続事象(結果)のABC分析から、行動に対する対応方法を検討する心理学の方法です。具体的に観察できる「行動」に焦点を当てること、本人の行動そのものよりも取り巻く環境に対する働きかけを重視するといった点が大きな特徴です。福祉現場における行動分析学が何を目指すべきかという理念的な話題も提供しつつ、行動分析学のイロハについて、クイズ形式やワークシートを用いながら体験学習を用いて学習する予定です。何よりも参加者が福祉現場において行動分析学の手法を援用できるような学習機会にしたいと考えています。敷居が高いと思われる方も多いかも知れませんが、この機会に行動分析学について一緒に勉強してみませんか。
  
WS4 11月9日(土)9:30~12:30

レジデンシャル・ソーシャルワークを学ぼう

講師:中山 裕章(養護老人ホーム松寿園)
 
入居系施設でのソーシャルワーク実践は、地域系や医療系と比べ確立が遅れている、成立しにくいと言われてきた。ただ、入居系施設の数は多く、そこに暮らす入居者様の最善の利益を確保していくためには、入居系施設に勤めるソーシャルワーカーがソーシャルワーク機能を発揮していくことが重要である。地域包括ケアのなかで、入居系施設に求められている役割とは何か。今ワークショップにおいては、レジデンシャル・ソーシャルワークの9機能の概要について講義で学ぶ。また、その機能のなかでも、今大会のテーマである「地域共生社会の実現を目指して」をポイントし、“入居者様の在宅復帰支援”や“施設機能の地域に向けた役割強化”について、事例やワークを取り入れながら学ぶ。現代において、入居系施設に勤めるソーシャルワーカーが果たすべき役割とは何か。共に考えていきたい。
  
WS5 11月9日(土)9:30~12:30

自己覚知からはじまるコミュニケーションスキル

講師:湯浅 雅志 (那賀町地域包括支援センター)
 
なぜ、私は同じような経験を何度も繰り返すのだろうか?
なぜ、私の思いが、考えが、意見が伝わらないのだろうか?
普段私たちはどのようなコミュニケーションをとっているだろうか?
そのコミュニケーション方法は対人援助職として適切だろうか?
自分のコミュニケーションスキルを自己覚知しながら、対人援助職に求められているコミュニケーションスキルの違いについて学びあいたい。
「支え合う」という人を支援する仕事の奥深さとやりがいについて、いわゆるテクニックが以前に必要な対人援助の心得について、原点に立ち返り深く考えてみませんか。
 
WS6 11月9日(土)9:30~12:30

明日から使える若手のソリューション※35歳以下の若手、学生限定

講師:今川 聡士 (阿南北部第1高齢者お世話センター)
 
少子高齢化の進行、家族や地域のあり方が変化していき、相談ケースは困難かつ複雑化しています。そのような中、現場では若手の社会福祉士にも即戦力が求められている現状があります。そして、困難ケースを前にして悩んでいる若手の社会福祉士は、とても多いように感じています。自分自身も、ケースを前にして「どのように話を聞けばいいのか?」「どのようにすれば解決できるのか?」と悩んできました。もちろん、今もその渦中にあります。その中で、相談援助技術のひとつである「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」は、今まで実践してきた相談援助の流れとは違う有効なテクニックのひとつです。「問題に焦点をあてるのではなく、解決に焦点をあてる」「クライエントが自分の生活の専門家である」等、今まで行ってきた面接とは一味違う考え方でケースに関わっていきます。若手社会福祉士がケースに向かい合う中での新しい切り口となり、スキルのひとつとして使え、相談援助の悩みが少しでもとれるような講義にしたいと思っています。よろしくお願いします。