分科会

 
様々な実践現場における社会福祉士の活動に基づく発表と質疑応答、意見交換を踏まえて、社会福祉士が目指す方向性を明らかにし、専門性の向上を図ります。
権利擁護」「地域支援」「福祉経営」をテーマとした発表を通して、地域共生社会の 実現に向けた社会福祉士実践についての議論を共有することを目的とします。
 

第1分科会

  

権利擁護
子どもの権利擁護におけるソーシャルワーカーの必要性について
11月10日(日)09:50~12:00 視聴覚室

2000 年に児童虐待防止法が制定されたが、連日のように深刻な児童虐待の事件が報道され るなど虐待事例は減少せずに死亡事例も減っていない。社会問題として注目され、子どもの権利擁護や虐待防止に向けた動きも急速に進みはじめている。社会福祉士は福祉・医療・保健・教育・司法・行政の各領域で子どもの権利擁護に向けたソーシャルワーク実践に取り組んでいる。本分科会では子どもの権利擁護に取り組むソーシャルワーク実践から現状に関する課題や対策について学び、子どもの権利を守るために私たちソーシャルワーカーに何ができるかを考える機会とする 
 
キーワード
子ども家庭福祉、子どもの権利、子どもの貧困、児童虐待、社会的養護、スクールソーシャ ルワーク、子育て家庭支援、発達障害、不登校、引きこもり
 
座 長:多田祐(四国大学福祉会)
助言者:岩城由幸(大阪府障害者福祉事業団理事兼指導監査室長
発表者:
<徳島県>漆原文子(主発表者)ほか(徳島県社会福祉士会)
<高知県>井上紗織(高知県中央児童相談所)
<香川県>高木千晶(丸亀市教育委員会)
 

第2分科会

 

地域支援
地域共生社会の実現に向けた社会福祉士の役割について
11月10日(日)09:50~12:00 401会議室

少子高齢者化社会においては、高齢に限らず、障がい、子ども、生活困窮者、多世代、在日外国人など支援を必要とする人々は多岐に渡る。私たちは新たな社会モデルを構築することが求められている。地域住民による主体性を持った取組み、認知症や疾病・障がいがあっても住み慣れた地域で自分らしく暮らし続ける社会づくり、高齢や障害などの制度の枠組みを越えたネットワーク構築や資源開発の取組み等の地域包括ケアシステムの深化が重要となる。本分科会では、各地域の「地域包括ケアシステムの構築」、「地域づくり」の取組みを中心とした実践報告をとおして、地域共生社会の実現に向けて社会福祉士が果たすべき 役割について考える機会とする。
 
キーワード
地域包括ケアシステム、地域づくり、地域ケア会議、医療・介護連携、生活支援体制整備、生活支援コーディネーター、社会資源開発、認知症初期集中支援チーム、地域連携ネットワーク、成年後見中核機関、 生活困窮者自立支援
 
座 長:湯浅雅志(那賀町地域包括支援センター)
助言者:白山靖彦(徳島大学大学院医歯薬学研究部教授)
発表者:
<高知県>田岡優(本山育成会 障がい者支援施設しゃくなげ荘)
<徳島県>住友妃華(神山町地域包括支援センター)
<愛媛県>藤村髙弘(味酒野ていれぎ荘)
 

第3分科会

 

福祉経営
独立型社会福祉士の福祉実践と福祉経営について
11月10日(日)09:50~12:00 301会議室

 「独立型社会福祉士」とは「地域を基盤とした独立した立場でソーシャルワークを実践する者」として定義されている。四国圏域においても、社会福祉士が独立した立場で、成年後見活動・障がい者支援事業・介護事業・子ども福祉・スクールソーシャルワーク・福祉相談事業等多面的に実践活動を展開している。本分科会では独立型社会福祉士のソーシャルワーク実践に加えて起業戦略としての福祉経営の視点からも独立型社会福祉士の在り方を考える。そして四国圏域における独立型社会福祉士の活動を拡げるために独立型社会福祉士 の果たすべき役割や今後の可能性を一緒に考える機会とする
 
キーワード
立型社会福祉士、独立開業、成年後見活動、福祉事業の経営、起業戦略、地域連携、農福 連携、コミュニティビジネス、ソーシャルワーク実践
 
座 長秋月卓実(居宅介護支援事業所ほっとピース)
助言者:藤井幹雄(藤井会計事務所)
発表者:
<香川県>三瀬 誠(三瀬社会福祉士事務所)
<愛媛県>池井恭久(こもれび社会福祉士事務所)
<徳島県>和泉芳枝((有)いずみソーシャルサポート)